小刀の汚れを落としたら!

 昨日は下の子供の卒業式、夫婦で行ってみました。
 二年前には震災もあり、送り出す先生達も感慨深いものがあったようで、学年主任
先生が「長い三年間でした。」とポツリと言ったのが印象的でした。 
 
 今日は仙台も突風が吹きまくりとてもじゃないが外出するような雰囲気ではないで
すので、小刀のお手入れを!
 先日「重道」の小刀を入手した時にオマケであと三本小刀をつけていただいたのです。
 そのうちの一本の手入れを本日してみました。
 
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 なかなか酷い状態でしょ。
 漆職人が使用していたとのことですので本体には漆がこびりついて刃の部分も
ぼろぼろです。
 とりあえずこびりついている漆を落とそうと思います。
 ワイヤーブラシとサビトールそしてオイルドボーン(ナイフのハンドル材です、これで
錆や漆をこすってこそげ落とします、象牙の代用です。)。
 とにかくひたすらゴシゴシとこすり、汚れを落とします。
 ゴシゴシ、ゴシゴシ、ゴシゴシ
 そして裏面をゴシゴシやっていたら、
 ジャ~ン、銘が出てきたではないですか!!!こ・こ・これはまさか。
 
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この銘なんとなく「重高」花押に見えなく
ないですか?
一緒にでてきたのが重道の小刀ですから
会津繫がりで重高ですとなるほど納得の
小刀なのですが。
とにかく珍品です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 刃先をなんとかしようと先程まで荒砥でゴシゴシしていましたが、とにかく刃が丸く
なっておりこれを修正するのはけっこうキツイです。
 やはりグラインダー等の機械力を使わないとしんどいです。
 とりあえず今日はこれまで、気長に取り組みます。