興光の包丁

 仕事が忙しい
 年内一杯はこの状態です、今日も出勤、明日も仕事で12月は居合の稽古も出れずいや~まいった、毎年のことですけどこの時期はほんとしんどいです。
 
 今日帰宅すると小包が到着しており、送り人は白鞘友の会事務局のSさん。
 送り状には包丁とあり、“あ~っ、興光の包丁だ!”
 以前、ブログにも書きましたが、実家にあった興光の包丁が3月11日に被災しひどい状態になっていました。
 あまりの状態にSさんが見るに見かねて
 「興光の包丁あずけていただけます、柄を交換してあげますから。」
 勿論よろこんでお願いしたのですが、それが完成しわざわざ宅急便で送ってくれたのです。
 Sさんありがとうございます、正月に実家に帰省しますのでその時持って行きたいと
思います。本当に感謝です。
 
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 泥水を被っていたためかやはり柄の部分は変な臭いが付いていたようで、わざわ
ざ煮沸消毒をして臭いをとっていただき、柄は新品と交換、しかも柄は漆で塗って
いただいているという凝り様、研ぎもばっちりされていて、以前の包丁とはまったくの
別物となって帰ってきました。
 Sさんの職業はこういった職人系ではまったくなく、本業の傍らで時間を作ってこれ
だけの仕事をしてくれており、まさに
            “いい仕事していますね~~。”
 本当にありがとうございます、実家の母の喜ぶ顔が思い浮かびます。