眼の保養!

 土曜日の日、居合の稽古帰りにいつもの刃物屋さんによってみました。
 当初お客は私一人だったのですが、すぐに常連さん(=白鞘友の会)が
次々と来店。
 皆さん包丁をお買い求めに来たとのこと、すご~~~く使い勝手の良い
包丁があるとか。
 その包丁の噂は私も耳にしており、うちの奥さんに、
 「良い包丁があるらしいけどいらない?」
 「いらなぁーい、家に包丁たくさんあるし。」
 たしかに家には三徳包丁だけでも3本あるのですけどね。
 
 包丁談義でしばし盛り上がったところで、小刀をまた見せていただいたの
ですが・・・・・・・・。
 すごかったです。
 先代の藤原良明の小刀。
 これなどはもはや美術品の範ちゅうにはいってしまうのではと思って
しまいます。(価格も美術品なみ)
 
 長谷川幸三郎の左右一対の小刀。
 かなり前の作品らしいですが、お値段を聞いたらビックリかなりの高額
たかが小刀になんでそんな高いお値段がつくのと言いたい、強く言いた
い、言ってしまえば切り出しでしょうが!!!
 でもお金があれば買ってしまうかも、いや絶対に買います。
 とにかく魅力的な小刀です、よだれがでそう。

 内橋圭介の特注品、こちらも左右対の小刀。
 特注品だけあって個性的な形と銘の良さ、草書体で流れるように銘が
切られています。
 
 岩崎さんの三条製作所の小刀。
 水落さんが作ったものですね。
 いわば岩崎さんの工房作の小刀ですが、出来は非常にカッチリした感
じで好感がもてます。
 良い出来の小刀だと感じました。

 その他にも初代正吉、重房の初期の頃の作品などなど。
 もう頭がくらくらしそうでした。
 和物に興味の無い人には全然分けの分からない話しだと思います。
 
 やはり良い物を直に拝見でき手にとれるというのはいいですね。
 いや~欲しいです、ほんと欲しいです。
 でもご安心ください、売約済みの物が多いですから。(ほんと見るだけ。)
 残念。
 やはり良い物は無くなってしまうわけですね。