またまた新年会

 昨日は刃物関係の人たちと新年会(イコール白鞘友の会)。
 午前中は居合のお稽古でしたが、仙台も朝方は雪、普段ですと車で30分で着く稽古会場が1時間かかってしまいました。
 この時期の稽古は寒いです、刀をふってもなかなか体が温まらない感じ。
 今回は真剣持参で制定居合を12本まで振ってみました。
 やはり長船倫光が一番振りやすいかも。
 この倫光の刀身は中砥までしか仕上げていないのですよね、仕上砥までかけて肌と刃紋も確認したいという思いが出てきちゃいました。
 でも居合で使う武用の刀だからそこまでしなくてもという思いもあるのですが。
 真剣で稽古中、ちょっとだけ指が刃に触れた感触があり「あれっ。」という
感じだったのですが・・・・・・、指の薄皮一枚切れていました
 (やはり日本刀すげぇ~~~。)

 そんなこんなで夕方からは飲み会。
 新年会と送別会を兼ねての席だったのですが。
 白鞘友の会学術部門担当のS君(本物の工学博士号を持つ白鞘友の
会で一番ノーベル賞に近い男と言われています。)が仕事の関係で関東
に引越しとなりその送別の会、普段は居酒屋での飲み会なのですが今
はおしゃれに小料理屋さんでの会席。
 さらにこちらのお店のご主人も刃物好きのようで今回も3時間にわたり
刃物談義に花が咲く状態でした。
 そして今回のメイン談義は、ズバリ。
        『自分で焼きいれをやってみよう~~。』
 素材は何が良いかから始まり、焼入れ温度の見わけはどうするか?
 さらに焼き戻しは?
 このあたりは自衛官M君の得意とするところであり、素材はずばり板
バネ、焼き入れの温度管理は鉄の色を見てやるほかないといった話が
延々と出て、焼き入れには水ではなく食用油を使っているといった興味
深い話しも。
 今回も非常にディープな世界の飲み会でした。

 追記:地下鉄東西線ができてから飲み会の帰りが楽になり助かります。
     でもついつい飲みすぎてしまいます。