二代目千代鶴貞秀

 二代目千代鶴貞秀さんと言えば現役の鍛冶のなかでは大御所中の大
御所ですよね。
 今回の小刀はその大御所の小刀です。
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 「青華」の銘が切られています。
 年期は平成四年ですから、もう26年前の小刀です
ね。
 まだ初代が存命の頃ですからしっかりと二代千代
鶴貞秀となっています。
 地金は和鉄で、肌はザラっとした感じですがこの
感じ私はかなり好きです。
 二代目の小刀は現在かなり出回っていますが、一
番安い物でも2万円位から高いものだと20万円とか
しちゃいますよね。
 形としては現行の物よりこちらの小刀のほうが私
としては好みです。
 二代目千代鶴貞秀の小刀の中でもかなり出来の良い作品だと思うの
ですが、私自身は二代目の小刀、現物をそんなに見たことがあるわけで
ないですからあくまでも私の思い込みというやつですけれど。
 同じ作者の小刀でも昭和時代、平成の初期、そして現在と、作風に変化
があってなかなか面白いです。