日本刀鍛錬技術シンポジウム

 土曜日は所用があり午前中の居合のお稽古はお休みしました。
 そして午後、こんなん行ってきました。
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     「日本刀鍛錬技術シンポジウム」
 まあなんと格調高いテーマ!宮城県教育庁が絡んでいますのでこん
な感じですか?
 場所は仙台市の隣にある多賀城市東北歴史博物館
 3階の講堂が会場でかなり人数が入る場所なのですが結構人が入って
いました。しかも女性がわりと多く、若い方もチラチラと、所謂「刀剣女子」
というやつですか。
 内容はまず「日本刀鍛錬技術」という映像を上映。
 こちらは白井市在住の刀匠、宮城典真さんの作刀の記録映像とインタ
ビュー。
 宮城さんとは一度お話したことがありますが、非常に温厚な感じの方で
した。
 今回の映像を見た感じは、やはり温厚な方なんだなというのと刀鍛冶
としての自信が感じられましたね。
 作風は山城伝と相州伝、お父さんが同じく刀匠で宮城県指定無形文化
財の宮城昭守さん。
 今回東北歴史博物館で特別展示として鹽竈神社に奉納された刀の展示
もやっていたのですが、その中に宮城昭守・典真両氏が作刀した太刀が
展示されていました。
 これがまた樋の入った細身のいい太刀だったのですよ。
 まあ奉納品なのですから最上の物なのは当然なのですが、上品でなに
よりバランスがよさげで振りやすそう!!。
 まあ奉納刀を居合で使えるわけもありませんが。
 
 そして記録映像上映のあとは「日本刀鍛錬技術の魅力を語る」というテ
―マでの座談会。
 パネラーは
  宮城典真さんと宮城県美術刀剣保存協会会長の鈴木さんという方、
白井市歴史文化アドバイザーの若柳さんという女性の方、そして鹽竈神
博物館学芸員の茂木さん。
 以上の4名での座談会という形式。
 内容的には刀剣初心者にも分かりやすく刀の魅力について語るという
ものでしたが特に質疑応答とかも無くサラッと進んだ感じでした、それでも
ビックリしたのが司会の方が予定通りの時間にピタッと終了させたのは
流石ですね。
 今回のシンポジウムで宮城さんの刀匠としての魅力がとても引き出され
たようです。
 小刀でいいから一つ欲しくなっちゃいました。