宮城昭守の小刀。

 12月は仕事関係が忙しいです。

 土曜日休みが無いので、居合のお稽古も年内は休み。

 早く新年にならないかなぁ~~。

 

 今回の小刀は小柄のほうの小刀、しかも現代刀匠 宮城昭守さんの作品です。

 宮城昭守さんというと宮城県白石市の刀匠、残念ながら2018年4月に亡くなられて

います。94歳でした。

 昭守さんの息子さんが跡を継いでおり、宮城典真の銘で活躍されています。

 典真さんとは何度かお会いしてお話したこともあるのですが、作品はまだ持って

はおりません。

 今回の小刀は少々前に入手というか、ヤフオクでたしか落札したような記憶があり

ます。

 それで入手した時の状態が仕上げ前の状態。

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 ほとんど打ちおろし状態。

 これじゃしょうがないやと、こちらの小刀も研ぎに出していたのですが・・・・

 研ぎをお願いしていた方から、なんと刃切れがあったとのお話。

 ああああああ!せっかく昭守さんの作品入手できたのに~~。

 ガックリ😞です。

 とりあえずこんな感じで仕上がってはいます。

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 いい感じでしょう!

 話を聞いてみると焼きが硬く入りすぎているようです。

 こちらの小刀は展示会ためにある程度まとまった数を作製した時があり、その時の

1本ではないかということでした。

 刃切れを承知でヤフオクに流したのでは?と聞いてみたのですが、

 「いやそれは無いでしょう。研いでみて初めて分かりましたから。」

 ということで、出品者にも悪意が無いことが分かりなんとなくホッとしました。

 ちなみに刃切れは言われてやっと分かる細いもので、

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 こんな感じ。

 いやほんと残念。 

 でもこんなことで挫ける私ではありません。

 また別の現代刀匠の小刀を研ぎに出しました。

 「鉄蔵さんはよくこんな面白いもの見つけてきますね。」

 と褒められちゃいました。(いや褒められてないって、呆れられているかな。)

 とにかく小刀なので研ぎにはそんなかからないでしょうから、乞うご期待。