宮城昭守の小刀。小柄のほうです。

  仙台は今日も雨、梅雨でジメジメとした日が続いていますが、九州地方は

大変なことになっています。

 観測史上例のない大雨、甚大な被害が出ています。

 地球規模での気候変動が起きているのでしょうか?

 コロナ禍でこういった災害が起き、世の中なかなか良い話題がありません。

 まあせめて身の回りだけは明るくいきたいものです。

 

 今回ご紹介する小刀は、宮城昭守刀匠の小刀。

 ということで、小刀は小刀でも小柄の小刀です。

 宮城昭守刀匠は宮城県白石市の刀匠で大正14年12月6日に生まれ、昭和15年、宮城守国氏に入門し、同年、栗原彦三郎昭秀先生の日本刀鍛錬伝習所に入門。

 昭和18年、日本刀展覧会に出品し金賞受賞。 昭和19年、陸軍軍刀展覧会で会長賞受賞。

 昭和45年7月、作刀承認を受け、同年、同門の人間国宝:宮入行平刀匠について学び、後に独立する。

 昭和46年 第7回新作名刀展に入選受賞。 以後、奨励賞3回、優秀賞2回、 努力賞6回受賞。 昭和58年、宮城県白石市無形文化財に指定される。

 以上ネットからの情報をまとめてみました。

 残念ながら2018年に94歳で亡くなられています。

 息子さんの宮城典真さんも刀匠で、私は数度お会いしてお話したことはあるのですが

おそらく典真さんは憶えていないだろうなぁ~。

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 こちらの小刀は例によってヤフオクで入手。

 なんと私以外は入札者無しで落札。

 現代刀匠で宮城さんクラスの小刀であれば多少は競るかなと思っていたのですが、

ラッキーといえばラッキーでした。

 ただし現物を手にしたところ、問題が無いわけではありませんでした。

 やはり安い物には理由があります。

 なんと刀でいえば打ち下ろしの状態だったのです。

 刃付けもされておらず、当然ながら研ぎもされてない状態。

 この状態でよく市中に出回ったなぁと逆に感心してしまいました。

 でも私の見た感じでは、研ぎを入れればかなり良さげな刃紋がでそうです。

 小刀の研ぎをしてくれる方は何人か知っているので、先ずはそこから再スタート

となりますね。

 (少々面倒くさいです。やはり完品を入手できればそれにこしたことはありませ

ん。)

 

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 当然共箱なんてモノはありませんから、自分で桐箱を用意しました。

 中敷きにはまたまたスポンジにベルベットの布を巻いて収めてみました。

 なかなか高級感が漂い、良い感じです。