鍔の色上げ。

 以前「武州伊藤派」の鍔を紹介したことがあったかと思います。
 そうです、あの朽ちこみ有りの、錆を落として白っぽくなった鍔です。
 あの鍔の色上げを職人の方にお願いしていたのですが、先週、
               “出来上がったよ。”
 の連絡をいただき、昨日取りに行ってきました。
 
 「朽ちこみの部分はしょうがないよ、これいじると鍔の形が崩れるから。」
 “ウ~ンこれ以上はもう無理かーー、残念。”
 
 プロの人の色上げはこんなんかぁ~と感心しつつ、色上げはどうやってするのだろ
そこのところ聞いてみたいなと思っていたのですが、私が居合いをやっているとい
ことで、何故か武道談義になってしまい延々二時間も話し込んでしまいました。
 その方が武用に使っている刀も見せていただきました、2尺3寸1分の末古刀。
 手に取って見せていただいたのですがなかなか良い刀で武用にはもったいないか
なぁなんてチラッと思ったのですが、でも握った感じはバッチリ、柄の太さ長さも私に
はいい具合、バランスもなかなか、刀身は武用だけあって切り込みの跡が数箇所、
使いこんでいるなぁ~。(砥いだら相当良くなりそう。)
 私も持っている古刀を居合いに使っちゃおうかなぁ~なんてちょっと考えました。
 さてそれでは色上げした鍔の画像をご紹介。
イメージ 1
 
イメージ 2
 
 やはりまだ新しさが感じられますがうまく手入れをしていけば良くなると思います。