今日はちょっと所用がはいり、会社は休み。
とは言え仕事は減るわけもなく午前中だけ会社に行き作業、そして午後から用事
をすませると、さてどうしようかな。
とりあえず帰り道にある時々顔を出していた骨董屋さんに行ってみようかなと。
久しぶりに顔をだしたのですが、
「お久しぶりです、何か面白い物はいっています?」
「脇差がはいっているよ。」
「おっ!!!見せていただけます。」
ということで早速拝見。
二振り見せていただきました、二振りとも在銘なのですが、古研ぎ状態。
一振りは“祐定”、茎の感じからすると新刀のような?、刃紋も互の目でけっこう
派手な感じですからちゃんと研いだら見栄えがする脇差になりそう。
そしてもう一振りは切っ先部分に小さな刃こぼれありの錆びによる朽ちこみが点々
とありで残念な状態なのですが、銘がすごい“丹波守吉道”菊紋有り。
この脇差の真偽は私には判断できませんでしたが、本物の吉道だったら大変な
ことですよね。
そんなこんなでまあ面白い物見せていただいたかな、そろそろ帰ろうかなと思って
いると、他のお客さんが刀袋から刀を出して見ているではないですか。
「えっ、それなんですかちょっと見せてもらってもいいですか。」
「それ居合いやっていた人が持ってきた模擬刀だよ。」
見てみると確かにきっちりとした造りの居合い用の模擬刀でした。
2尺3寸5分と2尺4寸の二振り、どちらも未使用のようですが長さからいくと私に
は2尺4寸、こちらをじっくりと拝見。
あれ?未使用っぽいのに刀身に引っかき傷みたいなのがついてるぞ。
「あのこれお幾らですか?刀身に傷がついているようなんですが。」
「あれ、ほんとだ。う~~ん4,000円で。」
(えっ、安い。傷は稽古で使う分にはあまり気にならないか。買い。)
「分かりましたじゃ4,000円で。」
昨日のブログでお金は使えないと言った翌日に模擬刀とはいえ刀を買ってしまう
あなたって人は!!!!!
でも安いでしょ、そろそろ稽古用でもう一振り考えていたのですよ。
商品としては中級品の
ような感じです。
重量は抜き身でちょうど
800g。
バランスはまあまあで可も
なく不可もなくと言った感じ
です。
一部ちょっと造りが荒い部
分が見かけられます。
画像では分かりにくいです
が、ハバキから15cm位の
ところにけっこう大きな傷
があります。
まあ稽古で使用する分には
ほぼ関係ないです。
色々と不満な所はあります
が値段を考えたら文句は
言えないです。
どちらかと言うと掘り出し物
でした。
次回の稽古で使用してみたいと思います。