みなさん今晩は。
いつもお世話になっていた刃物屋さんのご主人が亡くなられて早くも一年、今日は
ご主人を偲ぶ会が開かれ刃物つながりの仲間達が集まっての飲み会となりました。
という訳で現在酔っ払いの鉄蔵です。
夕方お店に伺いお線香をあげさせていただいた後、居酒屋に集合。
まあ今回も湿っぽい話は無しのワイワイガヤガヤの楽しい飲み会となってしまいました。
そして嬉しいニュースが一つ。
仲間の一人であったS君が仙台に戻って来たのです。
彼のことは高校生の時から知っていましたからかれこれ15年のお付き合いとなりま
すが、当時から刃物大好き少年でついには大学も金属系の学部に進学、博士号ま
でとってしまったという逸材、今まで大阪の大学の研究室にいたのですが今春より仙
台の大学の研究所に配属となりました。
当然今回の飲み会にも参加、いい顔つきの好青年になってましたねぇ~~。
私の息子が同じ大学の工学部に通っていますので、
「おい、Sさん憶えているか?小さい時に連れて行った刃物屋さんで会ったことある
と思うけど今度お前の大学の研究所にくるぞ。」
「その人、材料系の研究だよね?たぶんあんまり接点ないと思うよ。」
“そうですか、はい分かりました。”
あまりのクールな反応に思わずがっくり。
さて、気を取り直してと。
今回の飲み会での展示品です。(飲み会になると誰かが必ずなんか刃物を持って
きます。飲み屋の皆さん、個室でやっていますのでおおめに見てね。)
先代の左久作の小刀です。 (飲み会の席では敬意を込めて『久作パパ』と呼ば
れていました。)
白鞘友の会事務局Sさん所有物です。
刀子風にアレンジされていますが、砥ぎはもちろん金蒔絵風の収納容器?もSさん
の手作りです。
金粉を散らして漆を塗ったそうです。(すご~~い。)
和式刃物というのは砥ぎによって表情がまったく変わるという良いサンプルですね。