草刈清定の縁と縁頭

 今日は所用で実家の方へ行かなければならず、会社はお休みをいただきました。
 石巻の実家の復旧関係も本日で大所はなんとか終了、あとは細かい部分。
 ほっと一息つけたかなという感じです。
 
 このところ刀装具関係のアップをしていませんでしたので、ここらへんでちょっと良い物をご紹介。
 私の経済力からいくとこれ以上の物はもう無理です。
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 草刈清定の縁と縁頭、雨龍の図です。
 仙台金工物では代表選手ともいえる名工の作品です。
 金象嵌が本当に見事、図柄も清定の定番ですね。
 
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仙台物に詳しい方に見ていただいた所、
こちらの作品は清定晩年の作では?との
こと。
理由は二点。
「銘が清定晩年の切り方であること。」
象嵌が甘い、若いころの作品に比べると
緻密さがなくなってきている。おそらく視力
の衰えが影響しているのでは。」
 
私が見る限りではそれほど象嵌の甘さと
かは感じないのですが、見る人が見ると
瞬時に判断できてしまうのがすごいです
よね~~~。
 
状態も悪くなくなかなかの名品(持ってい
る本人が言うな。)かと思います。
それとこの銘切りの作品はかなり珍しい
そうです。
 清定物ではあと離れ縁を一つもっておりそれは別の機会に紹介いたします。