重利の小刀

 明日で震災から1年、あっという間の1年だったような気がします。
 今日の居合いの稽古開始時には全員で黙祷をしてからの“稽古始め”となりました。
 
 午後はいつも行く刃物屋さんに。
 ご主人が体調を崩されお店に出ていないのですが、奥様に小刀を一本お願いしていたのです。
 「私にあう小刀を一本お願いしたいのですが、ご主人に選んでいただきたいのです。体調のよろしい時いつでもけっこうですのでお願いします。」
 
 小刀を用意していただいているとのことで本日伺ってきました。
 ご主人には本日もお会いできませんでしたが、重利や加藤良明の小刀が数本用意されており、ご主人が体調をみてお店に出て、選んでいただいた物だそうです。
 どれも重厚な感じの小刀で、選んでいただいて良かったと感じる物ばかりでした。
 選ぶのに苦労しましたがとにかく一本購入。(残りはまたの機会に。)
 佐藤重利の小刀です。
 この方、本職は教材販売会社の社長さん、そしてなんと重利の銘を持つ刀匠なのです。
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先にも書きましたが、ほんと重厚な感じのする小刀です。
 一緒に用意していただいた加藤良明も刀匠ですが対照的な感じの小刀で、作り手
の感性の違いで同じ刀匠でもこれだけ違う小刀ができるのかと感心してしまいました。
 重利は以前、小柄小刀も見たことがありますが刀匠だけあって見事な出来だった
と記憶しております。
 “あの時買っておけばよかった。”と今回の小刀を見て後悔してしまいました。
 
 “ご主人、もう少し暖かくなって体調が良くなったらお会
いしたいですね!またお店に顔だしますので。”