錆身を研ぎに出しました。

 本日も午前中は居合いのお稽古。
 今日も先生に絞られてヘロヘロでした。
 そして午後は、先週入手いたしました錆身(相模守藤原広重)を研ぎに出しました。
 今回研ぎをお願いしたのは、「信正」の銘を持たれている刀匠の早坂正義さん(ご本人からブログに名前を出しても良いよとOKをいただきました。)
 この方、法華三郎さんのお弟子にあたるかたで、現在は「信正」銘で刀を打たれています。
 早坂さん、作刀の他に刀の研ぎや磨上げ、樋入れも行ってくれるという非常に器用な方で、私の刀繋がりの知り合いから
 「機会があったら早坂さんに仕事を頼んだみたら。非常に良い人だし、仕事もきっちりこなすよ。」
 との紹介で今回研ぎをお願いすることになりました。
 午後、ご自宅に伺い早速刀をみていただくと、
 「焼き刃は厚く、刀身もそんなに研ぎ減ってはいないようですね。ぜひ残していただ
きたい刀です。」
 刀自体の感想を聞くと、
 「姿形は末古刀のような感じがします。銘もきっちり切られていて嫌な感じはしませ
ん。茎の状態からするとだいぶ長い間ほったらかしになっていたようです、それより
この拵えはいいですね。一作物でこれだけ全てそろっているのは近頃は珍しいです
よ、ぜひ詳しい方に見てもらったらいいですね。」
 と、刀より拵えのほうを褒められてしまいました。
 研ぎの期間としては2~3ヶ月みてほしいということでしたので10月くらいには研ぎ
あがってくる予定です。
 早坂さん刀匠ということですので今回、仕上げ途中の短刀と小刀を見せていただ
きました。
 特に短刀は鍛え地が見事。(一振り欲しい
 その他、偽銘の話や刀の材料の話、刀の登録について等など気がつくとあっと
いう間に2時間経過。
 こりゃ長居しすぎたと辞去。
 研ぎあがりが非常に楽しみです。