中鉢美術館「いにしえの名刀展」

 震災後初めて岩出山の中鉢美術館へ。
 今回は企画展として「いにしえの名刀展」というのを開催しているということでの訪問です。
 震災の影響でしばらく閉館しており、館長さんに「震災で被害は?」と聞きましたところおもしろい話しが、
 「古い刀は震災でも展示台から落ちなかったんですよ、江戸時代以降の刀は皆倒れました。塩釜神社にも聞いてみたのですが同じだったそうです。」
 「それは何故なのでしょう?」(もしかして古刀にはなんか霊的なものが宿っているとか
 「たぶんバランスが良いのでしょうね。」
 (なるほどそういう科学的根拠ですか。いや~ついオカルト的なことを想像してしまいました。)
 今回の企画展の展示品は
 〇奥州仙台住安倫 72.7CM 反り1.5CM
 〇山城大掾藤原国包 78.2CM 反り0.9CM
 〇村正 37CM 反り0.5CM
 〇村正 38.9CM 反り0.9CM
 〇長吉(脇差
 〇波平 行安 37.8CM 反り1.4CM
 〇行平 77.8CM 反り2.6CM
 〇相州住綱広 75CM 反り1.8CM
 〇鎌倉住人新藤五国光 25.5CM 反り0CM
 〇正真 71.5CM 反り1.8CM
 〇次忠 77.3CM 反り2.7CM
 すごいラインナップです。なんと村正が二振りも
 国光なんて実際にみたのは初めてですし、安倫も武州江城住大和守安定との合作銘という超珍品。
 そして居合をやる者としては相州住綱広がすごい、樋がはいり手持ちの良さそうな刀です、こんな刀で稽古
をしてみたいです。
 
イメージ 1上段が国包です。
初代です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
村正の脇差二振り。
すごいの一言。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
相州住綱広。
画像が見にくいですが見事な一振り
です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
 
上段が正真。
下段が次忠(古青江)
二振りとも鎌倉時代の太刀です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あと2~3週間で展示品の入れ替えがあるとのこと。
次の展示品がたのしみです。
ほんとこれだけの名刀を一度に見れるなんてなかなかないです。