藤原良明の小刀(梨地だぜ~)

 ばかみたいな猛暑もやっと終了か?昨日今日と仙台は秋らしい天気になりました。
 すごし易い天気の今日でしたが、なんと仕事がはいり今日も出社(会社的には祝日ということで休みですので出社していたのは私とあと一人だけでした寂しい)。
 仕事のほうは夕方にはなんとか終了し、さてどうしようかということで、久しぶりにいつもの刃物屋さんを訪ねてみることに。
 土曜日とはいえ本日は祝日、お店は営業しているかなと心配になり電話をしてみると、他にもお客さんの来店予定があり本日は開けてますとのことでしたので、車でGO!
 今回は碓氷健吾さんの鉋や重族の小刀といった珍しい物を見せていただいたのですが前からちょっと気になっていた小刀があり、それがまだ残っているかが心配でした。
 藤原良明の小刀です、このブログでも取り上げたことがありますが、カスタムナイフメ
ーカーとして有名な加藤清志さんのお父さんの小刀ですね。
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 小刀自体はそれほど珍しいものではなく、シンプルな実用小刀といった感じです。
 画像ではちょっと解りにくいのですが肌が梨地なのです。
 この梨地のつけかた、どうやるかご存知ですか?
 亡くなった刃物屋さんのご主人から教えていただいたのですが、鍛造してまだ鉄が熱
いうちに“縫い針を束ねたもの”で地肌をつついてこのような梨地にするそうです。
 すごいですね~~~。
 
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 鋼材はなにを使用しているのでしょうね?
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 藤原良明さんは平成二十年に92歳の天寿をまっとうされたとのことですから、作品は
市場で見かけることはだんだん無くなってきています。