前回の居合のお稽古日、ちょうど薬が無くなったので病院に行く必要があり、
稽古途中で失礼させていただくつもりでいました。
新入門の人と一緒に稽古し、途中、納刀を別な方に指導をお願い。
その方の指導がほんと丁寧、自分自身が勉強になるなぁ~と思いながら納刀の
稽古。
他の方も「俺、こんなに丁寧に教えられてないよ~。」と言うくらい。
そんな感じで納刀を何回かやっていると、“おっ、そろそろ失礼する時間かな。”
なんて考えながら納刀した途端、失敗しました。手を切りました。
人差し指の付け根が鯉口の中にスルッと持っていかれるような感じと共にスッ
と切れる感覚が!!!!
やってしまった。切ってしまいました。
切り傷はそれほど深くないと思ったのですが、血が止まらない。
ティッシュペーパーで血を拭いて、とにかくカットバンで手当て。
どうせ外科に行くからついでにこの傷も診てもらおうっと。
ということでその日の稽古は早々と失礼させていただきました。
まあ車の運転は全然大丈夫でしたので、そのまま病院へ直行。
受付の人に「前回と同じでお薬ですか?」
「えっと、薬とそれと先ほど手を切りまして、そんな深くはないと思うのですが
それも診ていただけたら。」
と言って、ちょっと血だらけのカットバン部分を見せたら、
「あら~。」
ちょっとビックリされました。
問診票書いて提出した後、受付の人に、
「何で切られましたか?」
「日本刀です。居合の稽古をしていたものですから。」
「あら~~~。」
直ぐに処置室に連れていかれ、看護師さんに処置されていたら別な看護師さんも
やって来て。
「日本刀で切ったっていうサムライみたいな人が来たって聞いて。」
もう話題をさらったみたいです。
これ病院内で笑い話になるやつだなぁ。
幸い本当に傷は浅く、薬をつけるでもなく新しいカットバンに貼り換えて終了。
先生からも、「傷口だけはキレイにしておいてください。」
の一言でこちらも終り。
いやホント恥ずかしい。次回病院行く時どうしよう。
私も色々な刃物で手を切っていますが、日本刀で本格的に切ったのはこれが初めて。
やはり日本刀、切れます。(キッパリ)
スッといってパクッと切れてしまいました。
でも笑いごとじゃないから本当に刀を手にする時は気をぬかず、真剣だけに・・・。
剣友の皆さん注意しましょうね。