岩崎日本剃刀二丁掛け。

 近頃の居合のお稽古では、真剣を使っています。

 大会で使用するのが真剣ということもあり真剣メインでの稽古をしているのですが、

先日のさくらんぼ大会で使用したのが、長船倫光2尺4寸の古刀でした。

 この刀けっこう細身で樋の入れ方の関係なのでしょうか?樋鳴りが良くない。

 振った時の手応えが今イチ、今月末には宮城県大会もありますので、刀を別な

物にしました。

 靖国一心子刈谷紫郎源直秀の刀、靖国刀匠だった方でもう亡くなられています。

 長さが2尺4寸4分で反りが2.1㎝有り、ちょいと反りが深い。

 バランスは良い刀で振りやすいのですが、納刀が下手なのかけっこう鞘を削って

いるような感じがするのは気のせい?

 県大会まであと3週間あまりですからもっと刀が馴染むよう稽古するほかないです。

 

 今回紹介するのは小刀ではないですよ~~。(カテゴリーは小刀で付けちゃいまし

たけれど)

 岩崎の日本剃刀です。

 私自身は髭剃りで使っているのは電気カミソリですので、実生活で日本剃刀を使う

シーンは無いと思うのですが、越後鍛冶の岩崎の剃刀ということで思わず購入しちゃ

いました。

 

 2丁掛けの剃刀だそうです。

 2丁掛けがあるということは1丁掛けもあるようで、刃の大きさの違いだそうです。

 2丁掛けのほうが大きいみたいです。

 

           

 この剃刀、玉鋼の剃刀だったのです。

 

      

 ケースがビニールケース。

 近年の岩崎の剃刀は桐箱に入っているものが多く、しかもたしか玉鋼の物はもう

作っていないとか聞きました。

 この剃刀かなり古い物だと思います。

 もしかすると岩崎重義さんの作かもしれません。

 そうじゃなくても岩崎の玉鋼の日本剃刀なんてかなり珍しいと思います。

 そうなってくると日本剃刀を使って髭を剃ってみたくなるのが悪い癖。

 ヤフオクやらネットやらを見ると、普通の鋼材を使用していると2万円ちょいで

販売している店舗がまだあるようですし、中古だと1万円以下で入手できる可能性

もあります。

 ちゃんとした研ぎが入っていればかなり切れること間違いなし。

 (さすがに玉鋼の日本剃刀は勿体なくて使えません。)

 試してみたいです!!!