金山鉄夫の小刀。

 金山鉄夫さんの小刀を入手しました。

 例によってヤフオクでの落札なのですが、25,000円での即決が設定されており、

買おうかな?どうしようかな、止めておこうか、やっぱり買おうかなと迷っていたの

ですが、結局は購入。

 金山さんの小刀ってあまり出回らないのですよね。

 錆が少々出ていたのと相場が分からないのとで落札するかかなり迷ってしまっては

いましたが、誰も入札しないので私がエイヤッと入れいてしまいました。

 プロフィールが全然分からないのですが、ネットショップで以下の記述がありまし

たのでご紹介しておきます。

 

 1955年に、東京で鉋鍛冶をしていた父(盡富)の仕事を継ぎ、更に

良い刃物を求め富山に工房を移しました。
 鋼は生涯青紙1号だけを使い続け、真空焼きも開発し、代表作には

兜割、歓声などがあります。

 

 これを見ると1955年に跡を継いだということになるのですが、そうするとかなり

の高齢ということになります、まだ仕事をされているのでしょうかね?

 

          

 けっこう重厚感があります。

 多少錆がでていましたが、手入れをしたらかなり良くなりました。

 気長に手入れをしていく予定です。

             

 表には「歓声」の銘があり、裏には登録出願されている刻印が押されています。

   

 箱は紙箱なのですが、この歓声の小刀、真空焼き入れをしているようで、その説明

文が入っていました。

 私自身かなり前ですが、ナイフを自作していたことがあり、その時の焼き入れは

全て真空焼き入れ。

 油や水での焼き入れに比べて刃物に歪み、割れ等が出にくいと聞きました。

 大きな設備が必要(なにせ真空炉が必要ですから。)になりますが、安定した

焼き入れが出来るようです。

 私にとってはファースト金山小刀となりましたが、この小刀で25,000円であれば

私的には納得の価格と言えます。