研ぎをお願いしていた小刀が研ぎあがり、先日取りに行ってきました。
研ぎは刀匠の早坂さんにお願いしており、小柄の小刀に一応は分類されると思われ
ます。
昨年、宮城さんの小刀の研ぎをお願いしたら刃切れが出てきてガッカリということ
がありましたが、その後に研ぎをお願いしたモノです。
室蘭の日本製鋼所にある瑞泉鍛刀所の三代目堀井胤次(1923年生まれ、2002年逝去)の小刀です。
今回は化けましたよ。
研いでいただいた早坂さんも
「これは注文打ちとかそんな感じの小刀ですよね。」
かなり良い物のようです。
しかも早坂さんは生前の堀井胤次刀匠にお会いしたことがあるという!!!!
日本製鋼所の切り文字の下にシリアルナンバーが入っていて、002か802だと
思うんですが、頭の数字が二重打ちになっていて不鮮明です。
当初はなんで日本製鋼所と入っているんだろう?と不思議に思ったのですが、
明治維新と廃刀令で衰退していく日本刀を憂い当時の宮内省が鍛刀技術の保存と
刀匠擁護を大手企業に呼びかけそれに対応したのが日本製鋼所。
当時は民間の武器製造会社(軍刀繋がりですね。)であった日本製鋼所に1918年
瑞泉鍛刀所が開設されたようです。
ですから瑞泉鍛刀所の刀匠は日本製鋼所の社員ということです。
現在の瑞泉鍛刀所は胤成刀匠が五代目として活躍されているようです。
前回の更新の時、ロシアとウクライナの間がヤバいということを書きましたが
本当に戦争になってしまいました。
Etsyのお気に入りにいれていたウクライナのショップは”現在一時閉店中゛の表示
がされており、意外な形での戦争の影響を感じます。
一刻も早く戦争が終結しますように。
そしてウクライナのショップから商品購入ができるようになることを願います。