以前、さいたま市の工房あんとの小刀を紹介しました、銘は水心子正盛。
私、「水心子正盛」銘の小刀をもう1本入手しており、工房あんとを主催している加藤さんに色々と聞いてみました。
結論から申し上げますと、私の持っているもう1本は加藤さんのお兄さんの
製作した小刀ではないかということです。
加藤さんは「水心子正盛」銘をお兄さんから引き継いでいらっしゃるようで
お兄さんの製作された小刀だとすると30~40年前のモノだろうとのことでし
た。
紙箱入りで、東京 水心子正盛と印刷がありますから元々は江戸鍛冶だった
のですね。
刀匠の系譜とのことですからかなり歴史のある鍛冶屋さんです。
全体的な姿形は工房あんとの加藤さんの小刀とかなり似た感じがし、さすがご兄弟ですね。
そしてなんと箱の裏に日付が入っており、おそらくこの小刀の入荷日ではな
いかと思います。
2.6.25とありましたので平成2年6月25日といったところでしょう
か?
やはり30年以上前の小刀ということになります。
小刀一つとっても調べてみると色々と歴史があり本当に面白いですね。