カネ武の小刀。

 近頃休みの日も引きこもり状態になっています。

 コロナの件もあるのですが、家で調べものとかしているとついつい時間がたつのも

忘れて一日中パソコンに向かっているという不健康な生活になっています。

 今週からは、心を入れ替えて生活しましょう。

 

 さてさて今回ご紹介する小刀は「カネ武」の小刀。

  高橋和己特殊鑿製作所ですね。

 兵庫県三木市の鍛冶屋さんで、明治時代創業、現在は四代目の髙橋 典三さんが

製作されています。

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 長さは23㎝もありかなりごつく厚さもあり、実用小刀といった感じです。

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「カネタケ」銘は白紙鋼、「カネタカ」銘は青紙鋼を使用しているそうです。

 ですのでこの小刀の刃金は白紙ということですね。

 高橋典三さんの小刀はこれとは別にかなり前にもう一本購入していまして(この

小刀を購入したのは最近です。)そちらは作風が全然違う趣味性の高い小刀です。

 今回そちらも紹介します。

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 記録を見たら2010年に入手していました、磨き地でしかも切り銘。

 刃金は白紙で上の小刀と同一ですが作風がまったく違い、同じ作者かよ?と思える

くらいに差がありますね。

 こちらの小刀は当時の高橋さんの入念作なのでしょう。

 小刀をコレクションするほうがメインの私としては推しはやはり下の小刀となって

しまいます。

 先代の高橋和己さんの小刀もまだ出回っているようですから是非欲しいですね。