19日締め切りのヤフー官公庁オークションが開催されており、出品商品の中に日
本刀も出品されていました。
その中で二振りほど気になる刀がありましたので、とりあえず保証金を入れて(官
公庁オークションの場合、参加するのに保証金をとるのですね!落札されなければ
お金は返ってはくるのですが。)入札に参加してみようとしたのですが。
二振りともちょっと錆があり、
一振りは
銘:○州守○、刃長:78.5cm、反り:2.2cm、樋のはいった古刀のような佇ま
いの刀。
もう一振りは
銘:信国、刃長:74.7cm、反り1.5cm、こちらも樋があり拵えを造れば居合に
使用するのにもってこいかなという感じ。
画像が不鮮明でしたし、錆身ということもあり信国銘の刀あたりであればもしかす
と10万円位で落札できるのではと考えていたのですが、最終落札価格はとんでもな
い金額になっていました。
なんと長い方の刀が1,101,000円、信国銘の刀が689,000円。
私の予測などアホじゃないのと思われる金額まで上がっていました。
今日、仙台の東照宮で骨董市がありましたので、顔見知りの業者の方にこの話を
話題になっていたようです。
その業者さんの話では、この刀の元々の持ち主も分かっており、内覧会で現物の
確認もできたのだろうから刀自体は非常に良いものなのだろうけれど、錆身にこの
値段をつけるのはちょっと??よほどこの刀が欲しかったのでは。とのこと。
実際、オークションの画面にでている不鮮明な写真と説明だけであの価格まで上
がるとは思えず、物を実際に良く知っている人達が競り上げたのでしょう。
しかし日本刀の世界はほんと難しいですね。贋物あり掘り出し物あり(この刀は掘
り出し物?)で素人には手に負えません。