GBG Mignotの兵隊さん。

 GBG Mignotというフランスのメーカーのフィギュアを入手しました。

 メルカリで購入したのですが、GBG Mignot社なんて日本ではほぼ無名。

 私も辛うじて名前だけは知っていました。

 以下ネットで調べた会社の略歴です。

 GBG Mignot社は1825年にパリで創業、創業者2人とその後継者の3人の頭文字

を取ってC.B.Gという社名となる。(200年近い歴史のある会社でした。)

 1838年からいわゆる鉛の兵隊さんの製造を始め男児玩具として大ヒット。

 1917年に社主となったアンリ・ミニョ氏の死後に娘が跡を継いだが92年に倒産。

 だが2年後、蒐集家だった実業家エドゥワール・ペムゼック氏CBGミニョ製品を

是非とも存続させたいと同社を買収。

 ソミュールから25kmの町に住んでいたエドゥワールさんは会社も同地に移し、世

界中の蒐集家のニーズを受けて業績は順調だった。

 95年に息子ロイックさん(現社長)が入社し現在に至る。

 一度倒産しているんですね!

 ホームページもあり、覗いてみたのですが、ほんと昔ながらの鉛の兵隊さんという

感じです。

 以前の製造方法は、鉛と錫(すず)の合金を200℃に溶かしたものをひしゃくです

くってブロンズ型に流し入れる。

 数秒で固まり、出来上がった兵隊さん達にハンドペイントで彩色して商品として

完成。

 現在はほぼ外注しているようで、型もシリコンゴムを使用、フランスでも環境

問題のこともありこういった鉛を使用した玩具は子供向けではなく大人のコレク

ター向けの商品となっているようです。

 こういった玩具が今後も生き残っていくのはけっこう厳しいのでしょうか。

 

 さて今回、私が入手したのは騎兵が2体。

 スケールは54mmスケールのようです。

   

  フランスの竜騎兵(1812年)です。

 

  

  第6ユサール連隊の士官。

 見ていただいて分るように、昔々の鉛の兵隊さんそのものです。

 すご~く味わいのあるフィギュアなんですが。

 日本国内で入手はかなり困難ですが、いざとなったらフランスから直接、海外

通販で手に入れるという方法も取れます。

 しかしメルカリとかヤフオクって時々とんでもなく面白い商品が入手できます

よね。