近頃のブログ内容を見ると小刀の事しか書いていません。
そう言えばコロナの影響で休みの日はほぼステイホーム、御朱印を頂きにも
行っていません。
活動範囲が狭くなっています。
それでも今回もやはり小刀のお話、興味のある方はお付き合いください。
「友光」の小刀です。
友光と言ってもピンとこないかもしれませんが、蓑毛マルイチ鍛冶屋さん
と言えば、
”ああ~あの人吉市の鍛冶屋さんか。”と分かる方けっこういると思います。
蓑毛マルイチ鍛冶屋さんは熊本県人吉市にある鍛冶屋さんで、なんとなん
と江戸時代の寛政8年以前に創業(200年以上続いているそうです。)。
現在は8代目、9代目、10代目の親、子、孫の3世代での鍛冶屋さん。
熊本豪雨災害では被災され、かなりご苦労されたようです。
今回ご紹介する小刀は購入する時に30年ほど前の作品ということでしたので、8代目の蓑毛 裕さんの作かもしれません。
こちらの小刀はかなりゴツイです。
特に変わった地金や鋼を使用しているようではありませんが、槌目跡も
しっかりとある存在感のある小刀。
こういう感じは、はっきり言って私好みです。
現在はアウトドア系のナイフ形状の刃物もだいぶ作られているようですが
刃物本体にパラコードを巻き付けた実用本位のナイフです。
10代目の蓑毛 勇さんが以前は自衛隊にいらっしゃったということですの
でその影響もあるのでしょうか。
鍛冶屋さんというと近頃は高齢で廃業なんて話をよく聞くのですが、こち
らの蓑毛マルイチ鍛冶屋さんは親、子、孫の3代での鍛冶屋さん、素敵です。