刀の研ぎをお願いしました。

 今日は刀匠の早坂さんを訪ねました。

 早坂さんは「信正」銘を持つ刀匠ですが、刀の研ぎもお願いでき私は何度か

お願いしています。

 今回お願いしたのは「備州住守光」2尺4寸7分の刀です。

 なかなかに長寸で樋も入っており居合の稽古にも使えないかと思い購入した

のですが、ちょっと錆有りで古い刀故に肌の荒れも見られかなり安い値段で

入手できました、が、しばらく放置してしまいいくらなんでも研ぎに出さない

と不味いでしょうということで、今回研ぎをお願いすることとなりました。

 それでこの守光ですが購入時の説明では備前刀の小反り派とのこと、小反り

派がなんなのかを詳しく知りたい方は、「備前刀剣王国」という本に色々と

書かれていますので、そちらをお読みください。

 簡単に言うと備前長船派の傍流?(詳しいことは判らないそうです。)、時代

的には南北朝から室町時代初期。

 バリバリの古刀じゃないですか!!!

 銘に偽銘臭は感じられないとの早坂さんの言葉ですが、まあ後は研いでから

のお楽しみというところです。

 2~3カ月時間をいただきたいとのことですので、秋頃には研ぎ上がること

でしょう。

 しかし早坂さんに、

 「よくこんなの見つけてきますね。」

 “デヘヘヘ、それほどでも。”(あんたそれあんまり褒められてないから。)

 まあ本人も変わったモノをけっこう見つけてくるとは思っております。

 とにかく研ぎ上がりが楽しみです。