長谷川幸三郎の小刀

 削ろう会の時に購入した小刀の第二弾。
 長谷川幸三郎の小刀です。
 玄能鍛冶として有名な長谷川幸三郎ですが、平成16年69歳で亡くなられ
ています、もう13年も前のことなのですね。
 お弟子さんとしては道心斎正行銘の馬場正行さんと浩樹銘の相田浩樹さんがいらっしゃるようです。
 
 さて今回出店していたお店にまさか幸三郎の小刀が出ているとは思って
もみませんでしたので、本当にビックリしました。
 しかも3本も!
 お店の人と話をしてみると幸三郎晩年の作らしく病気で体調を崩して入院した為、その費用のたしにある程度まとまった数の小刀をお店のほう
で引き取ったとのこと。
 そして今回持ってきたのが最後の3本だそうです。
 3本のうち地金が1本は確か錬鉄(だったような?)、2本は極軟鉄。
 幸三郎の小刀ですからお値段はそれなりに高額だったのですが、でも
市場価格からすると安いかなと思ってしまったお値段。
 そうなるともうダメ、ヤフオクなんかと違い現物を見てしまい、
 “この小刀まあまあいいよね。”
 なんて思った時点で近くのコンビニATMまで走ってしまいました。
 私の好みとお値段とのすり合わせで1本選んで購入したのが、こちら。
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 メモによると地金が極軟鉄。
 刃金が関東屋特製白紙1.35カーボン。
 だそうです、関東屋というのは鋼材屋さんなんです
かね?




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 銘は「幸三郎 造」とあり、作ったなかで比較的
出来の良い物に「造」と刻んだとのこと。
 
 値段のことはさて置き、人にしろ物にしろ出会い
は大切。
 いい出会いがあって自分の工面できる範囲の
お金のものであれば多少無理してでも買ってし
まえと近頃は開き直ってしまっています。
 我ながらちょっと怖いかなぁ~~。