中屋の鋸

 本日は雨が降ったり止んだりのイマイチの天気。
 そんな中、東照宮の骨董市を見に行ってみました。
 このところ骨董市で何か買うということはあまり無く、魅力のある商品も見かける
ことも無くで気分もあまりのらなかったのですがとりあえず行ってみたという感じ。
 まあ結論で言うと本日もなにも買わなかったのですが、
               でも、でもですね、おもしろい物を拝見できました。
 
 中屋の鋸です。
 やはり鋸といったら“中屋”でしょう!!
 
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 堂々の前挽大鋸です、こちらの店主の説明によりますとこの鋸、山形から出た
物で時代は明治位とのこと。
 “写真撮ってもいいよ。”とのご好意で、買えない分画像で残させていただきまし
た(こんなでかい物を家に持って帰ったらなにを言われるか分かりません。)
 
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  銘が両面に入っています、中屋源右門?ですか??読み取れません。
 近江国甲賀の刻印がされていますから滋賀県甲賀市で作られた物ですね。
 この前挽大鋸、今ではほとんど博物館か資料館でしかお目にかかれない物
となってしまったようです、なんといっても機械製材の時代ですから。
 北斎の「富岳三十六景」の浮世絵にこの鋸を使用している情景があります。
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江戸時代から使われていた
のですね。
昭和20~30年代位までは
けっこう使用されていたよう
です。
 
状態もなかなか良く、値段も
そんなに高くなかったので
欲しかったなぁ~~
でもこんなに大きい鋸を置く
場所もありませんから、画像を残せただけで今回は良しとします。