「第16回僕のナイフ展」の案内状が出来ていたのにブログで紹介していませんでし
た。
昨年出品されている方にはもう郵送されてお手元に届いていると思いますが、
今年は9月20・21日の2日間開催です。
作品のエントリー締め切りが8月30日と迫っておりますのでご注意ください。
今年もみんなで楽しみましょう!!!!
ということで業務連絡は終了。
今回はナイフ展も近いのでちょっとおもしろいナイフの紹介をいたします。
藤本保広さんのファクトリーナイフ、所謂「東京ナイフ」と呼ばれている物です。
日本のナイフの産地というと現在でも岐阜県関市が有名ですが、大正から昭和
中期までは東京でもナイフの製造が盛んでこれが「東京ナイフ」と呼ばれている
ファクトリーナイフです。
今回紹介しているナイフもファクトリーナイフではありますが、その作動、部品の
仕上げの良さからカスタムナイフにも引けをとらない物です。
事実、藤本保広さんは後半はカスタムナイフメーカーとして活躍していました。
八丁出しの多徳ナイフで、ハンドル材はイミテーション鼈甲です。
メインブレードのアップですが、馬が
二頭刻印されています。
これは松井刃物という刃物問屋の持つ商標で「TASSA」という商標です。
藤本ナイフは大手の刃物問屋を通し
このように各問屋の商標を刻印して、
国内で流通していったようです。
今では藤本ファクトリーナイフはかな
りプレミアムがついて取り引きされてい
ますが、ちょっと前までは地方の刃物屋
さんの店頭に並んでいたりしたものです。
私もそういったお店から幾つか藤本
ナイフを購入した経験があります。
東京ナイフ関係は機会を見て順次紹
介していきたいと思います。
当然、藤本カスタムナイフと鹿山さんのナイフについても紹介いたします。