刀の柄

 週の半ば頃から体調が悪く、頭痛と吐き気が
 病院に行ったところ、とりあえず熱はないので、吐き気止めと胃腸薬をもらい
現在はなんとか復活の一歩手前くらいまできています。
 インフルエンザも猛威をふるっているようですから皆さん気をつけましょう。
 
 さて、備前刀の柄製作をお願いしていたのですがとうとう手元にきました(うれし
い)。
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金具は今まで付いていた
物を流用。
柄糸は正絹の黒。
なかなかいい感じと思って
いたのですが、鞘から何回
か抜き差しをしていたら、
切羽と鍔の間に隙間が!
当初はキッチリしていたの
で緩みがでたのか?
隙間と言っても1mmにも
満たないものなのですが、
刀を振ると“カチャッ”と音
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がしますので、どうしても
気になります。
切羽で調整ができるでしょ
うからやってみます。
ちゃんと刀に合わせて作っ
ていただいてもこのような
ことが起こるのですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 鞘は予算の関係で合わせ物で我慢の予定でしたので、本日はその作業を。
 この刀、ハバキの部分が細身なんですよね。
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 ご覧のとおりで、この刀がスッと入るようにするには薄木を鯉口の部分に貼り
付けて調整する他ないです。
 鞘は手元に居合用模擬刀の物がありますのでそれを使用。
 朴の木は以前購入した物がありましたのでこれを薄く削って鯉口に貼り付け。
 削っては合わせてみてまた調整していうことを何回も繰り返しますので、けっこ
う根気のいる作業となってしまいました。
 
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 画像で見る感じはなかなか良いでしょう。
 振ってみてもバランスは良いです。
 唯一気になるのがやはり切羽の緩みですか、これは調整すれば直ると思うの
ですが。
 稽古でこの刀が使えるようになるまであと一歩です。