正月気分も抜けて生活テンポはすっかり平常モードへ。
年が明けてから何冊か本を読んだのですが、その内の一冊が山本兼一著「黄金の太刀」。
刀剣商ちょうじ屋光三郎シリーズのいわゆる時代小説っていうやつですか。
山本兼一さんの小説はけっこう好きで何冊か読んでいますが、この方、刀剣の知
識が豊富なようでして刀剣ファンの方でしたらおもしろく読める本だと思います。
ちなみにタイトルの「黄金の太刀」、拵えが黄金なのかと思っていたらなんと、刀を
鍛える時に金を混ぜる黄金鍛えの太刀だとか。
黄金鍛えの刀なんて今まで聞いたことがないのですが実物があるのでしょうか?
当然刀本来の機能である切るという能力は大幅に落ちるわけですよね。
どうなんでしょう
さて山本さんの小説で私の一押しは「いっしん虎徹」。
タイトル通り主人公は刀鍛冶の虎徹、その刀作りにかける心意気、いや~ほんと
読み応えのある小説です。
刀剣好きにはたまらない内容の一冊ですね。
この本読むと虎徹の刀がほんと欲しくなります。