中国の切手

 日曜日に「開運なんでも鑑定団」というTVを見ていたところ、中国の切手が登場し
ました。
 中国の切手は今非常に高騰しており特に1970年代の物は高価な値段で取引さ
れているとのことなのですが、その話に思わずピクッ
 私の実家は宮城県石巻にあるのですが、今回の震災で実家は津波で床上浸水
外壁は残っているものの中はもうめちゃくちゃでした。
 当然のことながら実家に残していた私の私物もこれまためちゃめちゃ、実はその
中に切手のコレクションがあったのです。
 私が小学生から中学生にかけてけっこう熱心に集めた記憶があります、当時は切
手収集が一種の流行だったような感じでした。
 先日実家に行き片付けをしていると母が
 「これ持っていって。」
 と、なんと切手のはいったストックブックを5冊もってきたのです、塩水と泥をかぶり
けっこう悲惨な状態でした、この他にも2・3冊あったようなのですがそちらはもう
どうしようもない状態だったので捨ててしまったとのことです。
 とりあえず家に持ち帰り、まず日本の物は水で洗いなんとか郵便で使用できる状
態にまでもっていこうと現在も奮闘中なのですが(当時はシート買いとかけっこうして
いたのですよね。)、中にはけっこう良い切手もあり「見返り美人」とか「月に雁」、軍
事加刷入りの田沢切手などなど、こんな物も持っていたのかと感心しながらこれらの
切手は特に念入り丁寧に汚れ落としをしています。
 さてコレクションの中には外国切手もあり当然中国の切手もありました、時代的に
はズバリ1970年代のものが中心、購入当時は中国切手はけっこう安く、しかも中
国に旅行にいった親戚などがけっこういてお土産でもらったりもしたのです。
 ほぼストックブック一冊分の中国切手があったのですが、そうあったのです、なに
しろ泥と塩水でカビは生えかけてるし、いちいち水で洗浄するのも面倒になってきた
し、どうせ安い切手しかなかろうと勝手に思い込み、なんと先週捨ててしまったので
、今頃は焼却炉で灰になっていることでしょう。
 なんてこったい、もう1週早くあのTVが放映されていれば捨てたりしなかったのに。
 現在ちょっとだけ手元にのこっている中国切手です。
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 パンダ切手が残っていましたがストックブックに貼りついていてレスキューできませ
んでした。
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 誰かにいただいたお土産品だと思いますがこれはけっこう良い状態です。
 
 今回の教訓:昔のイメージだけで価値判断すると痛い目にあう。