伯母は100歳。

 先日、法事があり実家に帰っておりました。

 いわゆる何十回忌という法要です。

 私が生まれる前に亡くなっている人の法要も執り行われ、その後久しぶりに身内

が集まったので、お昼は会食となりました。

 法事とは言え、葬式ではなく、何十回忌という法要でしたし身内だけということ

もあり、なんとなくホンワカな感じでの会食となりました。

 実家は石巻という所なのですが、その中ではけっこう歴史のある料理屋さん。

 蔵を改造した個室で食事をしたのですが、プロジェクターも備え付けられており

会議等にも使えるようです。

 和食のコース料理だったのですが、コロナの影響で会食自体が減って、まあコース

料理なんていうのもそんなそんな食べませんから、久しぶりに美味しい物をいただい

たなぁと実感。

 食事内容をちょっとだけご紹介します。

     

     ウニとカニのゼリー寄せみたいな感じです。

クルミ豆腐。

石巻と言えばやはり海産物、刺身ですね。

ウニやウナギが入っている茶碗蒸し。けっこう量が多いです。

うな重!!!!

天ぷら。

 さらに釜めしやらデザートやらが出てきましたが、うな重の時点でほぼ満腹。

 手をつけられなかった料理は、日本の伝統文化 “THE折詰” でお持ち帰り。

 夕食として美味しくいただきました。

 こちらの料理屋さんは、釜めしと鰻が売りのようで、流石に時々食べるスーパー

のモノとは全然違いました。ほんと美味しくいただきました。

 

 さてその後偶然なのですが、伯母がやってきまして、久しぶりに会うことができ

ました、ただ高齢な為、足腰がかなり弱っているなという感じです。

 ですが・・・・・年齢を聞いたらなんと今年で100歳!!!!

 一世紀ですよ、一世紀。

 「久しぶりだねぇ、元気そうだねぇ。」なんて言われまして、

 テレビなんかで時々100歳の人の映像を見たりしますが、それに比べたら全然しっ

かりしています。

 そして色々話をしていたら、伯母の若い頃の話になり、若い頃は東京に住んでいた

そうです。

 そしてなんとなんと、1936年の”2.26事件”を実際に目撃していたそうなんです。

 「兵隊さんが鉄砲かついでねぇ、行進していったよ。」

 この話は初めて聞きました。

 まさか2.26事件を実際に見ていたなんて、ほんと歴史の生き証人みたいです。

 結婚して中国に渡られ(旦那さんは満鉄の社員でした。)戦後の引き上げで苦労

され、本当に死線をくぐり抜けての帰国だったようです。

 今では曾孫にも囲まれて、穏やかに暮らしているようでほんとなによりです。

 正に人に歴史有りですね。