居合刀のメンテナンス

 今日は寒いですね。
 昼間は天気雨みたいなのも降ってくるし、仙台の桜はもうちょい先ですね。
 
 さて本日は居合の稽古で使用している模擬刀のメンテナンスをいたいました。
 鞘のほうなのですが、鯉口が緩んでいるようで体を屈めると刀身がスッと抜け落
ちてしまいます。
 こりゃまずいでしょう。
 事故のもとです。
 ということで鞘のプチ工作です、やりかたはいたって簡単、鯉口の内側に薄い板
を貼り付けるだけ。
 
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これが工作前の鞘です。
今回は刃側と峰側の両方に板を貼り
付けようと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
ごく薄の板が無かったので
手持ちの一番薄い板を鯉
口の貼り付ける部分の
サイズに合わせて切りま
す。
あとはこの小さな木片をひ
たすら薄くするだけ。
私は細工用の組鑢のセット
があったのでそれを使い
ました。
とにかく根気だけの作業で
す。
 ごく薄の材料があれば全然苦労は無い作業なのですが(経木とかが便利なよう
です。)、ひたすら鑢でシコシコの世界でした。
 それでやっと完成、貼り付け。
 
イメージ 3
 
三箇所に貼り付け。
接着剤は本来はそくい(ごはん粒を練っ
た物)を使用したほうが良いのでしょうが
今回は普通の木工ボンドを使っちゃい
ました。
 
だいぶ薄くしたつもりだったのですが、
まだちょっと厚かったようで鯉口がかな
りきつい状態になってしまいました。
まあなんとか刀身は収まりましたから
あとは何回も抜いていれば馴染んで
くるでしょう。(我ながら適当
 
これで心置きなく稽古に励めます。