岐阜にある業者さんから「仙台・刀剣大展示即売会」という案内をいただきました。
以前この会社からお買い物をしたことがありそのデータがまだ残っていたんだと感
心しながら、とりあえず見てみようと昨日行ってきました。
仙台で刀の展示即売会が開かれるというのはあまり無く、せいぜい骨董市に刀屋
さんらしきお店が出店するくらいです。
この会社確か15年位前にも仙台で展示会を実施しておりその時も行った記憶があ
ります。
さて会場は仙台市内のビルの会議室2フロアを使用しておりなかなか広くとって
あって展示品もうまく展開されてました、ライティングも手馴れた感じですね。
展示されていた刀で特に目についたのが、ソボロ助廣の2尺5寸ほどの刀。助廣
の実物を見るのはこれが初めてなのですが、
“う~ん、助廣ってこんな感じ?あまり私好みの刀じゃないな。”
(ごめんなさいね、でもあまりピンとこなかったんですよ。)
その他にも新々刀の無銘海部刀、靖国刀、月山など私的にはけっこう楽しめた刀
が展示されていました。
それにしても改めて思ったのが、刀って高価ですよね。
展示品のメイン価格帯が100~200万円、重要刀剣の指定があると500万円。
もう私なんかの常識からいくと1桁ちがってます。
40万円前後の刀もけっこうありましたが、居合とか抜刀用の実用刀向け的な感じ
でした。
係の方とちょっと雑談したのですが、
「リーマンショック前だと1000万円していた刀が今だと500万円ですよ、値段下が
りましたよね。こういう展示会けっこう経費がかかってきついですよね。」
どこも厳しいですね。
会場には1時間半ほどいたのですが、その間に3名ほどの方が刀の査定をして欲
しいとやってきました。
なんとなく話が耳に入ってきたのですが、震災で被災し刀を手放したいとか、亡くな
った身内の方がコレクションしていてそれを処分したいとか・・・・・・・。
短時間にこれだけ刀を手放したいという人が来るというのは単なる偶然なのです
かね?
それとも日本人の刀離れがますます進んでいるのか?
ちょっと考えちゃいました。
とりあえず鍔箱を二つほど買って帰ってきました。