真剣のチューンアップ終了。

 皆さん明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。
 (なんとか松の内にブログ更新ができました。) 
 昨年末のブログでも書きましたが、刀匠の早坂さんから預けていた刀の工作が終了したとの連絡をいただいており本日刀を受け取りに行ってきました。
 お預けしていた刀は「肥前国吉光」銘の二尺四寸四分の刀です。
 早坂さんにお願いしていたのは樋の彫り直しと全体的に形を整えて重量を落とすことでしたが、
                  その結果は!
 工作前の刀身重量が770g、それが680gと90gも重量が落ちていました、しかも全体的に砥ぎ直していますので刀そのものの印象も変化、横手もキッチリ切られていて全体としては締まった感じになりました。
 工作しての早坂さんの感想は、
 「重ねのしっかりした刀でしたので思いのほか樋を深く彫ることができました。横手
うまく入れることができましたよ、この刀にヒケ傷がはいったりするのはちょっともっ
ない感じしてきましたね。」
 言われてみると確かに、研ぎなおしていますので全体的に美術鑑賞刀的な雰囲気
漂っているのです。
 “やばい、居合で使うのがもったいなくなってきた。でもこれは居合用に買った刀だ
らあくまでも実用刀、実用刀。”
 と自分自身に言い聞かせてはみましたが、やはり砥ぎをかけるとイメージが相当変
してきますね、床の間に飾っておいても良いんじゃないと思えてきます。
 
 しかしこの刀を居合の稽古で使用するにはさらにもう一つ問題が。
 それはあんたの腕前だろうという突っ込みは置いといて、早坂さんから指摘があっ
とおり柄にガタがあるのと、ちょっと細身すぎます、おそらく合わせ物の柄ですね。
 柄と鞘もしょぼいので拵え一式交換ということになるかと。
 こんどは拵え貯金でもしてお金を貯め、なんとか今年中には拵えの新調もしたいですよね!なんかほんと長期計画になってきましたけどそれまでには私の腕前も多少アップしているでしょうから。