東照宮の骨董市。

 毎月第四日曜日は仙台の東照宮で骨董市が立ちます。
 本日はその骨董市へ。
 参道は地震の影響で石灯籠が軒並み倒れていましたが、天気が非常に良かった
せいか?けっこう人はでていました。
 仙台は今、桜が満開。もう散り始めています。
 東照宮の桜も今年は格別に綺麗に感じるのは気のせいですかね。
 
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 今回、各お店を見ていると大工道具を多数置いている店を発見。
 小刀はたいした物はなかったのですが鉋刃でおもしろそうなのが数枚あり、しげし
げと眺めていると、
 「その隣の鉋はおもしろいですよ。」と、隣の人に声をかけられたのです。
 「大工道具とか刃物がお好きなんですか?」と、しばらく雑談などを。
 この方仙台の隣の多賀城市にお住まいで刃物が好きでよく骨董市などで買って
いるとのこと。
 ちなみにこの方がおもしろいと言った鉋は「浜千鳥」と刻印のある鉋刃でそれほど
研ぎ減りもなく値段がたしか千円とか言っていましたからまあ買ってもいいかなとも
思ったのですが、物を減らそうと思っていますので今回はやめておきました。
 さらにこの方と話していると、
 「この中で私が一番いいと思うのは、この鋸です。たぶん中屋の鋸だと思うのです
が、おしいことに先が欠けていますね。」
 言われてみればその鋸は鉄質も良さそうで、銘も切ってあるのですが私には読め
ませんでした。でも中屋の鋸って聞いたことはなんとなくあるような・・・・。
 その他にも、友達と石垣島に行き、日本最南端の鍛冶屋さんの所を訪ねたこと、
そこの鍛冶屋さんの刃物は鍛接はせず一枚鋼のみ、包丁を購入したが柄は琉球
松を使っていて全体の形が味わいがあり琉球を感じたなどなど。
 ほんとうに刃物、とくに和物が好きな方なんだなと。
 今回は物はたいしておもしろい物はなかったですが、こういった人との出会いが
あり、なかなか良い骨董市でした。