先ほどまでbiddersオークションの日本刀カテゴリーをみていました。美術刀剣を
探すというよりは居合用の刀で良さそうなのはないかな、また値段的にはどの程度
なんだろうと、このところけっこうbiddersのオークションは覗いていたのですが、私が
探している長さが2尺4寸、反り6分で樋のはいった刀(しかも安いお値段で。)なん
ていうのはなかなかありません。(条件が細かいですよね。)
あっても現代刀匠のバリッとした刀や古刀の鑑定書付きとかいうもので40・50万
は当たり前。
もっとも刀の世界では100万円以下の刀なんていうのはBクラス品なんでしょうけ
れども。(私にとっては完全に予算オーバー。)
さてそれで、28日終了の分をウオッチしていると刃長71.5センチ反り1.6セン
チの無銘の刀が出品されていました。鞘書きには備州之住”正家”とあり三原系か
と思いつつ見ていたのですが確かに直刃でなんとなくそれっぽい雰囲気の古刀の
ようです。
“惜しいなぁー、もうちょっと長さがあればな、樋をいれて使えるのだけれどな、
ちょっと錆とかあるけどなかなかよさげな刀じゃない。”
などと思いつつ落札価格をちょっと注視していたのですが、終了10分前になっても
7万円台、“アレッアレッこの値段だったら欲しいでも我慢我慢、でも欲しいなぁ。”
結局は最後に多少競ったものの落札価格は7万9千円。(私が落札したわけでは
ありません、念の為。)
10万円どころか8万円以下での落札、ちょっとビックリ。
2尺2寸くらいの刀だとけっこう10万円以下で落札というのは見ますが、2尺3寸
6分という長寸でのこの価格、刀の値段もここまできているのかとしみじみ感じてしま
いました。
逆に言うと私が探している居合用の刀も運が良ければ相当安く入手できるという
ことですかね。
だいぶ希望が見えてきました。