暑い、とにかく暑い。連日30度超え。昨年は一度も使わなかったエアコンが今年は
連日稼動。電気代が~~。
この暑い中ですが、脇差の鞘の塗りなおしをやってみました。
もともと骨董市で日本刀の鞘だけを数本入手したのですが、その中の一本で脇差
の鞘がなかなかいい感じだったのですが、塗りには痛みがあり鐺金具も錆がひどい
状態でした。
そこでちょっと鞘のレストアをやってみようと思い実行。
塗料は本来ならば本漆を使用するのが良いのでしょうが、漆は素人にはちょっと
ハードルが高いのでカシューを使用することにし、近くのホームセンターで購入。
まず、紙やすりで元々の塗装をすべて落とし、 鐺金具の錆はワイヤーブラシでこ
そげ落とし、これまた紙やすりで仕上げると、銀ピカになりました。
カシューは最初刷毛塗りでトライしてみたのですが、どうも旨くいきません。塗料が
だれてきたり、むらができたりで一度乾燥させたのですがぜんぜんダメ。
それで本日はプラモデルの塗装用に購入していたスプレーガンを使用してみるこ
とにしました。
缶入りのカシュー塗料をこのまま使うのはちょっと濃度が濃すぎる気がしたので
薄め液を20%位足して使用。
ベランダに新聞紙を敷き、刷毛塗りでむらになっている部分を2000番の耐水ぺー
パーでならし、カシューをシューっとスプレー。
3回ほど全体にスプレーし、一旦軽く乾かして再度スプレー。こういう時は温度が高
いと乾きが速く助かります。予想以上に簡単に鞘塗りが終了。
あの刷毛塗りの苦労はなんだったの?と思えるくらいに簡単。やっぱりマシンの
力ですかね(マシンってほどの物じゃないですが。)
ただ全体的な感じがつや消し気味。カシューと薄め液の調合比率の為なのか、は
たまたスプレーガンの癖なのかはわかりませんが、そこがちょっと気になります。
塗料が完全に乾いたら、コンパウンドで軽く磨こうかなと思っています。なお鐺です
が、こちらはモデルガンショップで買ってきたガンブルーというものを使用し黒染めの
ような感じにする予定です。
さらに鞘が完成したら現在手元にある柄と赤銅鍔を合わせて、脇差の拵え一式
としたいですね。次回は画像を載せたいと思います。