左市弘の小刀。

 宮城県のコロナがひどい状況になっています。

 県独自の非常事態宣言を出していますが、やはり3.11で全国から人が集まってしま

ったのと、GoToイートをやっちゃったのの影響でしょう。

 会社からも不要不急の外出自粛要請、居合の稽古も当分休みということになり、本日

は家で雑用を色々とやっていました。

 なんとなくフラストレーションが溜まり本日紹介する小刀は私のとっておき!!

 「左市弘の小刀」じゃ~~~。

 

 左市弘・・・・3代目左市弘として山崎正三氏と明倫氏の兄弟が鑿鍛冶として活躍されていましたが、正三氏逝去によって平成18年に廃業。

 現在でも市場には時々鑿が出てくることがありますが、そのクオリティーの高さと

貴重性で値段が半端ないです。

 先代(2代目)の組鑿が、”開運なんでも鑑定団”に出たことがありますがその時の

評価額がなんと300万円!さすがにビックリです。

 そして3代目左市弘の小刀ですが、めったに見ないです。

 元々が鑿鍛冶ですから小刀はそんなに作っていないというのもありますし、在庫

が店舗にあったとしても非売品扱いの所がほとんど。

 実際のところ私が持っている小刀もさるお店の非売品だったのですが、店主のご厚意

で譲っていただくことが出来ました。

 

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 形がちょっと変わっているかとおもいますが、この小刀はお店から左市弘さんへの

特注品だったそうです。

 店主がこういった形の小刀を作ってほしいと注文して製作された物だそうで、地金

スウェーデン鋼だそうです。

 シンプルな作りですけれど上品で良い品です。

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 特注品というだけあって値段はそれなりに高額でしたが、左市弘の小刀というだけで

多少無理をしてでも手に入れる価値はあったと思います。

 

 以上、とにかくコロナの終息を願う鉄蔵でした。